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菜食(プラントベースダイエット)

菜食(プラントベースダイエット)

プラントベースダイエットって何?

最近良く耳にするプラントベース ダイエット。映画フォークスオーバーナイブズでも頻繁に登場します。直訳すると「植物性由来の食事」。特に決まった定義は存在しないようですが、基本的には、あまり加工されていない植物性の食事のことを指し、肉、卵、乳製品は取りません。TABLE FOR ALLで言う「菜食」は、「プラントベースダイエット」を指しています。


さまざまな思想、食事法、ライフスタイルが「菜食(プラントベースダイエット)」を実践しています。ここではその一部でごく一般的なものをご紹介します。どれも基本は菜食ですが、乳製品が許されていたり、時折魚介類を摂取したり、逆に植物性であっても高度に精製された食品は避けたりと少しづつ違いがあります。

こうした違いは、それぞれの目的や思想の違いを反映したものですが、ここではその辺りの詳細には触れず、食性の違いのみをざっくりとご紹介します。

草食性(Herbivore)
ライフスタイルというよりは、生物学的な分類になります。肉ではなく植物を主な食物とする動物のことです。これらの動物の歯や消化器官などは、植物の摂取消化に適したように進化しています。(人の歯や消化器官も、肉よりは植物性の消化により適していると言われています)

ヴィーガン(Veganism)
厳格なベジタリアン食で、動物性の食品を一切摂取しない菜食をさします。きのこ類、乳酸菌などのバクテリア類の摂取は許容されています。はちみつは除かれます。また、動物性の衣服や日用品の使用も避けます。

            フルータリアン(Frutarianism)
            ヴィーガンの一種で、主にフルーツを食します。

            ローヴィーガン(Raw Veganism)
            
ヴィーガンの一種。基本的に非加熱で、乾燥させた植物も食べます。

ベジタリアン(Vegetarianism)
菜食ですが、卵、牛乳、チーズなどを摂取する場合があります。欧米に多いスタイルです。国民の31パーセントがベジタリアンであるインドでも、その多くは乳を食べるベジタリアンです。

    オボ・ベジタリアン(Ovo vegetarianism):卵は食べますが、乳製品は避けます

    ラクト・ベジタリアン(Lacto vegetarianism):乳製品は食べますが、卵は避けます

    ラクト・オボ・ベジタリアン(lacto-ovo vegetarianism):卵乳は食べます

 

セミベジタリアン(Semi-vegetarianism)
菜食ですが、時々肉を食べることもあります。いわゆる「ゆるベジ」(厳格ではないベジタリアン)です。

マクロビオティック(Macrobiotic Diet)

食生活法の1つで桜沢如一氏が考案したと言われます。基本は菜食ですが、ときに魚介類を食べる場合があります。


ニュートリタリアン(Nutritarian)
摂取カロリーあたりのマクロニュートリアント(微量栄養素)をできるだけ多くしようとする食事法です。油、塩、砂糖、小麦粉などの精製食品の摂取を避け、おもに葉野菜、緑黄色野菜、果物を食べます。

ナチュラルハイジーン(Natural Hygiene, Orthopathy)
アメリカで19世紀に医師らが考案した食事による自然健康法の1つで、野菜と果物を中心とします。

素食(台湾素食、オリエンタル・ベジタリアン)
宗教的(大乗仏教、道教、全真教)な理由による。動物性由来の食品と五葷(ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、タマネギ)の摂取を避けます。健康ブームも手伝って、台湾の素食者人口は人口の約10パーセント、インドに次いで世界第2位です。

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