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菜食でみんなをつなげるプロジェクト
祈り ~ サムシンググレートとの対話
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キーワード: 文化、ライフスタイル、科学、医療
ドキュメンタリー
渋谷アップリンクで公開中 (2013年1月6日現在)
監督: 白鳥哲
その他にも、「愛」や「感動」などのポジティブな心の働きが眠っている遺伝子をオンに変え、「祈り」が遺伝子に影響を与える事を研究している。
村上和雄氏と共に、ホリスティック医学の権威ディーパック・チョプラ博士、細胞生物学者ブルース・リプトン教授、祈りを含めた意識研究を科学雑誌に発表し続けているジャーナリスト、リン・マクタガート女史などが登場し、「祈り」を含めた意識研究の最先端を明らかにしていく。(公式HPより引用)
<あらすじと感想>
祈りの神秘的な「癒し」の力に迫る科学者たちの証言を集めたドキュメンタリー映画です。
遺伝子工学の世界的権威である村上和夫教授は、ポジティブな思考、特に「笑い」が良い遺伝子をONの状態にすることを証明。さらに海外では、医療における「祈り」の効果が積極的に研究され、プラシーボ効果ではなく、実際に「祈り」に病を治癒する効果が確認されているそうです。ホリスティック医学の権威であるディーパック・チョプラ博士、細胞生物学者のブルース・リプトンが登場し、科学的に解明されつつある祈りのパワーについて証言します。
ブルース・リプトン博士によると、ポジティブ思考は、まるで美しい音楽のようにポシジティブな波長で時空を震わせ、病を治し、植物を歓喜させ、人類を含めた地球全体を健やかにする力があるそうです。科学は「祈り」が、私たち人類に生まれながらに備わったAbility (能力)であるということを明らかにし始めている、といったところでしょうか。
DNAを研究する村上和夫教授は、私たちのDNAを書いた「偉大な何者か」を「サムシング・グレート」と呼びます。彼は、サムシング・グレートはおそらく、自然だと言います。でもそれは、目に見えている山、川、海そのものではなく、もっと根源的な自然であり、それは人類を生み、育み、生かしてきました。それは、思えばかつての日本人が当たり前に知っていたことではないでしょうか。「おかげさま」「ありがたい」「もったいない」「いただきます」といった言葉は、日本人の精神性を顕著に表しています。私たちは自然の「おかげさま」で「ありがたい」命を授かっているのです。
毎日の食事の前に、私たちに食物を与えてくれている自然に、生かされていることに感謝しながら、「いただきます」の言葉とともに「祈り」をささげたい。そんな気持ちにさせられた映画です。
(文責 TABLE FOR ALL)