菜食でみんなをつなげるプロジェクト


Travelienceが取り組む経産省委託プロジェクト 浅草をベジタリアン・ハラルフレンドリーのまちへ

Travelienceが取り組む経産省委託プロジェクト 浅草をベジタリアン・ハラルフレンドリーのまちへ


TABLE FOR ALLも全面協力!
Travelienceが取り組む経産省委託プロジェクト
浅草をベジタリアン・ハラルフレンドリーのまちへ


浅草のある台東区を訪れる外国人観光客数は、平成24年で約425万人(台東区調べ)。
これは同地区を訪れる観光客の約1割に相当し、その数は年々増加する傾向にあるということです。そんな国際都市浅草で、訪日外国人向け観光ガイド業を営む株式会社トラベリエンスが、経済産業省の委託事業として「訪日外国人旅行者の食満足度向上による商店街活性化プロジェクト」を発足させました。

ハラル・ベジタリアンフレンドリーなまち浅草を目指すこのプロジェクトにおいて、TABLE FOR ALLもベジタリアンに関する情報提供等で、昨年9月からトラベリエンスと調整を続けました。
そして2014年2月に精進料理研究家の藤井まりさんを講師にお迎えして、浅草商店街の方を対象とした、ベジタリアン食の勉強会を開催する運びとなりました。(昨年10月にはハラルフードの勉強会が開催されています)。

 

株式会社トラベリエンスとは


株式会社トラベリエンスは、2013年に設立された、訪日外国人向け観光ガイド業と、地域活性コンサルティング事業を営む会社です。
世界最大の口コミサイトであるtripadvisorでも口コミされ、同社のFacebookページの「いいね!」数はなんと44,887 (2014年2月19日現在)!世界中の旅行者に愛される、まさにグローバルな旅行会社といえます。

代表取締役社長の橋本直明さんは30代のイケメン社長。
会社設立前は15年間バックパッカーとして世界を歩き、2012年には9か月間で33の国々を周ったということです。同社のホームページには、「陸路でアフリカまで行ったことが自慢」とあり、心から旅を愛するアクティブな社長です。

 

プロジェクトへの思い

そんな橋本社長は、特にベジタリアンというわけではありません。そんな彼が、なぜこのようなプロジェクトを企画するに至ったのか。

訪日外国人向け観光ガイド業を営む中、彼は多くのベジタリアンの外国人に対応してきたそうです。その多くが、日本のどこで食事をしたらいいのかわからず、コンビニのおにぎりだけを食べていたり、持参した食品をホテルの部屋で食べていたりする現状を目の当たりにしたそうです。

観光旅行で「食」は重要な楽しみの一つ。にもかかわらず、ベジタリアンの訪日外国人はそのほとんどを全く楽しむことなく帰国してしまいます。

株式会社トラベリエンスは浅草に事務所を構えています。浅草は多くの外国人観光客が訪れる場所。海外におけるベジタリアン人口は、日本に比べ圧倒的に多く、その数は年々増加しています。つまり浅草でのベジタリアン食への需要は極めて高いはずです。ところが、浅草にはベジタリアン対応の飲食店が極めて少ないのが実情です。
(2014年2月現在)

浅草の観光名所を見学した外国人観光客の多くが浅草で食事することなく、他の地域に移動してしまう様子を橋本さんは非常に残念に感じていたということです。
せっかく日本を訪れるのだから、ベジタリアンの人たちにも、もっと日本の食を満喫してもらいたい。そんな思いからこのプロジェクトを発足させたということです。

 

Travelience + Table For All

私たちのプロジェクトTable For All (みんなの食卓) の名前には、ベジタリアン・ヴィーガンが、宗教・文化・国境を超越した誰もが一つテーブルを囲んで楽しめる、ボーダレスな食であるというメッセージがこめられています。

ベジタリアンの外国人観光客にも、食の壁に阻まれることなく、日本を満喫してもらいたいというトラベリエンスの橋本さんの思いに、私たちTABLE FOR ALLは強く共感し、できる限りお手伝いしたいという思いで、今日に至ります。

浅草をベジタリアン・ハラルフレンドリーなまちにし、食のバリアフリーを実現していくため、TABLE FOR ALL はトラベリエンスと連携して、より具体的に取り組んでいきたいと考えています。